働きたくてもブランクがあり、不安でいっぱいの方は多いのではないでしょうか。
私は、長女を出産後に3年程のブランクがありました。久々に働き始める自信がなく不安でいっぱいでしたが、短時間パートでなんとか社会復帰をしています。
・人付き合いが苦手で空気を読むのが苦手
・怒られるのがとても嫌い
・失敗に慣れていない
こんな社会不適合な私でもスモールステップで、今もなんとか仕事をしています。
私の体験も踏まえて、専業主婦で働くのが「怖い」を「楽しい」に変えていくコツをお伝えします。
専業主婦が働くのが怖い理由4つ
専業主婦が働き始めるのが怖いのはなぜだろう?怖さの原因を自分なりに理解すれば、対策ができます。働くのが怖い理由を4つあげました。
1.人間関係が不安
2.コミュニケーションの仕方を忘れた
3.仕事を覚えられるか不安
4.年齢によるプライドがある
当てはまるものがあったでしょうか?それぞれ詳しく見ていきましょう。
人間関係が不安
1つ目の理由は「人間関係が不安」だからです。
社会にでると様々な人がいます。せっかく仕事をするのなら人間関係を上手く築いていきたいですよね。しかし、はじめましての人とすぐに仲良くなれる人は少ないです。
私は人見知りが激しいタイプです。初めての会話は他人行儀でなんとが話せます。ですが、2回目に会う時にめちゃくちゃ緊張します。今でも朝は緊張してしまいますが、やっと少し慣れてきました。
長年、専業主婦をしていると話す相手も限られますし、人間関係を難しく感じるのは当たり前です。
さらに人間関係を築いていくには時間がかかります。若い頃とは違い、年を重ねるごとに「新しい人付き合いが苦手」こんな風に思う方もいるのではないでしょうか。
年々、人間関係が億劫になってくるんですよね。これは専業主婦に限らずですが、新しい環境で巻き起こる人間関係が、仕事が怖い原因となってしまいます。
無理に明るく振る舞うと、後からそのキャラクターを演じるのがしんどくなります。難しいとは思いますが、なるべく自然体でコミュニケーションをとれるといいですね。
コミュニケーションの仕方を忘れた
2つ目の原因は「コミュニケーションの仕方を忘れた」からです。
専業主婦の期間が長いと、大人との会話が少なくなる傾向にあります。旦那と話すにも限りがありますしね。
丸1日、子どもとしか話してない日がよくありました。
久しぶりに大人と会話した時に、自分ってこんなに話すの下手だっけ?と落ち込んだことはありませんか?そんな自信のなさが仕事復帰が怖くなる原因となります。
コミュニケーションスキルは、毎日の積み重ねで上達します。
「話すのが元々苦手」そんな方は無理に話そうとせずに「聞き役」に徹してみましょう。ひたすら上手にあいづちをする方法を考えるだけでそれなりにコミュニケーションが取れますよ。
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3つ目の原因は「仕事を覚えられるか不安」だからです。
「仕事を覚えられなくて、迷惑かけたくないな…」
「失敗したらどうしよう」
このような不安がありますよね。
しかし、初めから仕事ができる人はいません。誰もが不安を抱えながら仕事をしています。だから大丈夫です。
私は復職して1週間もしない内にマイナスを出す大きなミスをしました。その時はもう辞めようかなと真剣に考えましたが、ここで辞めたら同じことをくり返すだけだ!となんとか踏ん張り今も続けています。
仕事ができる人になるには、どんな人でも、仕事を覚えるための努力が必要です。
・メモを取る
・復習する
仕事を覚えるのに重要なのは、この2つだけです。
あとは回数をこなすだけでいつかは慣れます。どんな仕事もそうですが、ラクで簡単な仕事はありませんよね。最初は大変ですが慣れてしまえば力の抜き方も分かってきますよ。
年齢によるプライドがある
4つ目の原因は「年齢によるプライドがある」からです。
20代の新卒で働いていた頃とは違い、年齢を重ねるごとに怒られるのに抵抗があると感じる方もいるのではないでしょうか。
さらに、自分よりも若い上司ができるかもしれません。年齢によるプライドが邪魔をして「若い子の言う事なんて…」と素直に話を聞きたくないと思うかもしれませんね。
自身のプライドは急には捨てられないと思っています。なぜなら私自身もプライドがとても高く、簡単にはプライドが捨てられないからです。
気を付けたい点は、自分のプライドを認め、柔軟に対応することです。
年下の意見を尊重しつつ、自分が有利になるにはどんな選択をするべきか?このように自分の働きやすい環境を作るために行動すると働くのも怖くないですよ。
▽子どもを学童に入れようか迷っている方はこちらも参考にしてみて下さいね。
「仕事が怖い」を「楽しい」に変えていく方法4選
ここまでは専業主婦が働くのが怖い理由を4つご紹介してきました。ここからは「仕事が怖い」を「仕事が楽しい」に変えていく方法を4つご紹介します。
1.専業主婦だったことを隠さない
2.怖いのも最初の1か月と思い込む
3.人間関係は広く浅くを意識する
4.給料が貰えたら何に使いたいか考える
どれか1つでも意識すると働きやすくなりますよ。
専業主婦だったことを隠さない
1つ目は「専業主婦だったことを隠さない」です。
専業主婦だったことを自分の武器にしてしまいましょう。
「専業主婦だったからご迷惑をおかけするかもしれません…」
「働くのが久々なので仕事を覚えるのに時間がかかるかもしれません」
このように、相手に「自分はブランクがある」ことを意識してもらい、「ならしょうがないね」と思ってもらえるようにしましょう。そうすると、気楽になり仕事がしやすくなりますよ。
相手に期待させないようにします。
やりすぎると、自分の評価まで下げてしまうので言いすぎには気をつけましょう。あくまで1つの方法として試してみてはいかがでしょうか。
怖いのも最初の1か月と思い込む
2つ目は「怖いのも最初の1か月と思い込む」です。
最初は誰でも仕事が怖いです。慣れるまでの期間は人それぞれですが、とりあえず1か月間なんとかなれば、徐々に怖さはなくなって行きます。
1か月たって慣れてなくても大丈夫です。無理に慣れようとすると逆に空回りしてしまいますので、ゆっくり確実に仕事を覚えていきましょう。
覚えておきたいのは、仕事が怖いと思っている人は自分だけではないということです。
同じ職場にも、不安を抱えながら仕事をしている人が必ずいます。見た目では分からないかもしれませんが、同じ悩みを抱えているかもしれません。
仕事を楽しいに変えるには、同じ境遇の人と大変さを共有するのも1つの方法です。
人間関係は広く浅くを意識する
3つ目は「人間関係は広く浅くを意識する」です。
職場の人と早く仲良くなりたいと思いますよね。誰とでもすぐに仲良くなれる人は凄いなと、いつも羨ましく思います。
私は人との距離を縮めるのが苦手なので…
同じ時期に入社した人と比べて、自分も早く仲良くならないと!と焦ると空回りしてしまいます。ですが職場は仕事をするところです。人間関係は広く、浅くを意識するのも仕事を楽しくする方法です。
仲良くなるに越したことはないですが、仲良くなりすぎると仕事がやりにくくなる場合もあります。
・顔と名前は覚えてもらい(広く)
・仕事上の関係と割り切る(浅く)
給料が貰えたら何に使いたいか考える
4つ目は「給料が貰えたら何に使うか考える」です。
働く目的で一番モチベーションがあがるのは「お給料がもらえる」ことですよね。
専業主婦が働くのが怖いと思ったら、まずはお給料を貰えたら何に使いたいかを考えてみましょう。
「貯金」「欲しい物を買う」「子どものために使う」など何でもいいです。
自分の力で稼いだお金はとても価値があり、お給料日になるとまた頑張ろう!と思えますよ。
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専業主婦が働き始める時の4つの心得
専業主婦が働き始める時に覚えておきたい心得を4つご紹介します。
頭に入れておくと完璧にやらなくても何とかなる…!このように少し気楽に考えられます。自分を苦しめる固定観念をなくしましょう。
1.ブランクは1年だろうが15年だろうが怖い
2.最初から上手く行かなくて当たり前
3.仕事が辛かったら辞めていい
4.在宅でも仕事はできる
ブランクは1年だろうが15年だろうが怖い
1つ目の心得は「ブランクは1年だろうが15年だろうが怖い」です。
「自分は1年しかブランクないのに、働き始めるのが怖いと思うのはおかしい?」
そう思う方もいるかと思いますが、ブランクに年数は関係ありません。何年のブランクがあろうと、働き始めは誰もが怖いはずです。
初日は、緊張でお腹が痛くなるし、声も震えるし…何をやったかよく覚えていない。帰ってからの1人反省会までがセットです。
ブランクの年数は関係なく、「誰でも働き始めは怖い」と覚えておくと少し心が軽くなりますよ。
最初から上手く行かなくて当たり前
2つ目の心得は「最初から上手く行かなくて当たり前」です。
できない新人と思われたくないから、できるなら完璧に仕事をこなしたいですよね。しかし、最初から上手く行かなくて当たり前なのでそこまで神経質にならなくて大丈夫です。
問題は同じ失敗を何度も繰り返してしまうことです。
仕事を教えてくれる先輩も、最初は失敗すると思って教えていますので、1〜2回の失敗はなんの問題もありません。逆に失敗しない方が、教えにくかったりします。
ただ、失敗が続いてしまうと「やる気がないのではないか」「仕事ができない人」と思われてしまいますので、気をつけましょう。
そうはいっても失敗は付きもの。怖いとは思いますが、失敗は新人のうちこそどんどんしていきましょう。最初から上手くいかなくて当たり前です。
仕事が辛かったら辞めていい
3つ目の心得は「仕事が辛かったら辞めていい」です。
辞めることに罪悪感がある方は多いと思いますが、仕事が辛かったら辞めてもいいのです。
・やっと採用してもらった職場だから、少しくらい辛くても辞められない
・辞めたら旦那になんて言われるか分からない
・また仕事探しをするのが大変
このように、それぞれのご家庭で抱えている問題は様々だと思います。
しかし、職場と自分との相性は必ずあります。辞め癖がつくのは良くないですが、仕事が辛いと思ったら辞める選択肢があることを忘れずに働いてみましょう。
すると、自分に置かれた現状を冷静にみることができますよ。
在宅でも仕事はできる
4つ目の心得は「在宅でも仕事はできる」です。
専業主婦の働き方は外に出て働くだけではありません。やり方によっては在宅で仕事ができます。
会社に雇われて働くより効率は悪いかもしれませんが、在宅でも働く選択肢があることを覚えておくと仕事の幅が広がりますよ。
【例】
・不用品のメルカリ販売
・クラウドソーシングを活用
・WEBライター
・SNSで稼ぐ
在宅ワークには、このような方法があります。パソコン1台あれば始められる仕事ばかりですね。専業主婦のままでも始めやすいのがうれしいポイントです。
▽在宅ワークをしたいけど何から始めたらいいか分からない人の学ぶ場所▽
私がブランクを抜け、働き始めて思ったこと
ここからは、私が3年のブランクを抜け出し、働き始めて思ったことを書きました。
冒頭にも書きましたが、人見知りで、HSP気質でプライドが高く、協調性がない私です。今でも、毎日なんとか仕事を続けている感じです。
しんどくても続けていれば慣れる
仕事復帰して最初の1か月はしんどくて、何回も辞めたいと思っていました。
・朝起きるのが辛い
・怒られるのが怖い
・家事との両立
しかし、人間とは環境に慣れるもので、嫌なことがあっても数日やり過ごせば何とかメンタルを持ち直すことができます。
今でも、黒歴史のようにミスを急に思い出しては後悔してしまいますが…
早起きや、家事や育児との両立も続けていれば不思議と慣れていきます。辛くて辛くて仕方ない時は絶対に無理したらダメですが、思ってるより何とかなりますので専業主婦から働き始めるのも悪くないなと思います。
コミュニケーション能力が上がった
2つ目は「コミュニケーション能力が上がった」です。
育休中で専業主婦だったころは、幼稚園のお迎えの時に、他のお母さんと話すことが出来ず、ママ友が0でした。
話し方がぎこちなくて、おどおどしながら話していたのが良くなかったと思っています。
仕事内容にもよりますが、私の場合、働きだしてコミュニケーション能力が上がりました。
ただのパート事務員ですが、職員同士での会話や電話対応の基本的な業務だけでも話すことに自信がつきましたよ。
話し方や距離の詰め方が分かってきたので幼稚園でも、世間話が出来るようになり、お迎えが楽しくなりました。
外出せず3時間で履歴書に書ける資格がとれる!伝え方コミュニケーション検定無理なシフトは自分の首を絞める
3つ目は「無理なシフトは自分の首を絞める」です。
働き始めて、慣れてくるとシフトにもう少し入ってほしいと言われることがあります。しかし、頼ってもらえるのが嬉しくて、言われるがままに勤務するのはおすすめしません。
自分のできる範囲を超えて仕事に没頭してしまうと、体調にも家庭環境にも影響が出てしまうからです。
私は勤務時間内に仕事が終わらず、自宅に持ち帰って仕事をすることがありました。すると子どもの話も聞いてあげられないし、家事もおろそかに…これではいけないと思いシフトを見直すことにしました。
自分のペースで長く働ける環境を作るのが専業主婦からの働き始めるベストな働き方です。
専業主婦も立派な仕事。自信をもって仕事を始めて良い
専業主婦だと肩身が狭いと思う気持ちが私にはありました。
しかし、実際に働いてみて、専業主婦の時の方がしんどかった…と思うことがあります。
それくらい、家事・育児は大変な仕事ということです。
働き始めるのが怖いと思う気持ちはよく分かります。ですが専業主婦として立派な仕事をしていると自信をもって、新たな仕事を始めてみませんか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
「子どもの手が離れてきたしそろそろ仕事したいけど、自信がない」
「家計の足しにパートを始めたいけど、働くのが怖い」